必見!老健看護師の業務上の問題とアドバイス

老健といっても、施設によって認知症の方を受け入れていたり、長期にわたり療養を必要とする患者のための、病床が設けられている施設もあります。老健施設によっては、看護師が介護の業務に携わる場合があります。看護師の仕事を師ながら、さらに介護の業務までこなすのは、体力的にも負担が大きくなります。オムツの交換や、入浴や食事の介助に追われ、看護業務が思うようにできないと、不満や不安を感じてしまい、精神的な負担にも繋がります。肉体的、精神的負担を減らす為には、介護士の協力を仰ぐことも大切です。

普段介護士は、生活視点で入居者を見て、看護師は医療視点で入居者を見ているため、意見の相違によって対立する事が多いです。しかし、本来の目的である入居者の自立、在宅復帰に向けての支援という点では同じです。日頃からコミニュケーションを取り、関係を良好に保つことが、協力を仰ぐ上で必要です。精神的な負担については、考え方を変えてみることも1つの手です。例えば、オムツ交換や入浴介助の際、皮膚の状態を観察することができますし、排泄物からも、異変にいち早く気づく事ができます。これは、医療視点から見る看護師の目が必要です。また、食事介助からも、嚥下機能に問題はないか?、口内環境に問題はないか?と観察することができます。看護師にとって、介護業務は負担ばかりではありません。看護だけではなく、介護の経験を積むことができますし、介護のスキルを身に着ければ、キャリアの幅も広がります。また、家族などを介護することになった時、経験を生かすことや、アドバイスすることもできます。